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【タイで働く】タイ人の働き方で押さえておきたい5つの傾向

春は出会いと別れの季節。タイに住んでいる駐在員の方々も入れ替わりの多い時期で、この春から新しくタイに赴任予定の方もいらっしゃるかもしれません。

日本でずっと仕事をされていた方は、初めて「外国人と一緒に働く」という環境に飛び込み、育ってきた環境や常識の違いに戸惑う事もあるでしょう。

今回はタイ人の働き方で押さえておきたい5つの傾向をまとめてみました!

タイ人の働き方の5つの傾向

多くのタイ人が当てはまるであろう働き方の傾向はこちら。

・遅刻・欠席は日常茶飯事

タイは国の法律で労働者には年間30日の傷病休暇が付与されます。本来は入院や長期で休まなければならない病気にかかった時の為の休暇なのですが、多くの人がこれを活用し気軽に会社を休む傾向にあります。いわゆるマイサバイ休暇というやつです。

また、時間にルーズな国民性のようで、始業時刻に遅れてきたり、休憩時間が終わっても中々戻ってこないなんて人もしばしば。ひどい場合はお客さんとの打ち合わせや会食に遅れて行っても全く悪びれない!なんて事もあります。

小さなころから5分前行動を刷り込まれてきた日本人には理解しがたい感覚ですが、タイ人にとっては当たり前。あまりチクチクと突っ込まないようにしましょう。

マルチタスクが苦手

マルチタスクとは、複数の仕事を並行して効率よく実行する事なのですが、タイの人はこれが苦手な人が多いです。

複数の仕事を与え、結果的に期日までに仕事があがってこないのは、マルチタスクが苦手な為キャパオーバーになっている可能性も。

仕事を行う為のプロセスから指導し、何度も状況を確認しその都度軌道修正をする必要があります。

口頭で指導しても成果が見えない場合は、簡単な工程表を作ってあげるまたは一緒に作る時間を設けるのも一つの方法です。

やり方さえわかれば、そのやり方に沿ってしっかりと働いてくれるのもタイ人の良いところです。

年功序列を重んじる

年上を敬う文化が強いタイでは、年功序列を重んじる傾向も強いです。

「敬うべき年上の同僚を差し置いてまで出世したくない」と考える方や、「(自分の実力は棚に上げて)年下に指図されたくない」と考える方は多いです。

日本人の場合は「本社から出向してきた偉い人」というイメージが大前提にあるので、年下だったとしてもあまり舐められることはありませんが、仕事の仕方やスタッフへの接し方次第では、年上スタッフが言う事を聞いてくれなくなってしまうなんていうのもよくある話です。

仮に外部から中途採用スタッフを採る場合でも、社内の年齢バランスを考慮して人選した方が上手くいくケースが多いです。

・同僚と仕事を共有しない

多くの日本人の感覚としては、部署内の仕事はそれぞれ担当はあるものの同僚同士で共有しながら実行するのが一般的だと思います。

タイでは個人の仕事はたとえ部署内の同僚であっても共有しない場合が多いです。これは「共有する事(手伝ってもらう事)=自分の仕事が取られる」と考えるからなんだとか。

このような背景から、まもなく定年退職となるマネージャーが自分の後任を育てないだとか、退職者が何の引継ぎもなしに辞めてしまうなんていう問題が発生しがち。

このような問題の発生を防ぐためにも出来る限り部署内で仕事を共有できる環境やシステムを構築しておく必要があるでしょう。

・3~5年サイクルで転職

最近では日本でも1社で定年まで働くという文化が薄れてきてはいますが、タイではより顕著にその傾向が見られます。

タイでは転職して給与アップや役職アップを図るのが当たり前で、職種や給与額にもよりますが割と容易に転職先を見つける方が多いです。

また、「様々な企業で働いている事=経験豊富な人材」という考え方がある為タイローカルの企業に勤める場合は転職回数の多さで不利になる事はあまりなく、皆気軽に転職をします。

どうしても辞められては困る人材には惜しみなく給与を投資し、やりがいを持たせるために社内での役職を与えるなどのアクションを取らなければなりません。

 

まとめ

今回は自分の実体験や周りの人の意見を参考にまとめたものです。

もちろん人によって個人差はありますし、「タイ人はこうで日本人はこう!」と国籍でカテゴリ分けはしたくありませんが、押さえておいて損はないポイントではないかと思います。

今回の記事の内容を踏まえて、今後、タイ人に嫌がられる人の特徴や、タイ人スタッフと良い人間関係を築く方法など雇用に関する事もお話しできればと思います。

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